2022-03-31
<Vol.177>
関連病院での論文作成:CRST(関連CRST)支援を受けて
自治医科大学附属病院心臓血管外科 髙澤 一平
☆推薦文☆
一流誌へのfull-length case reportは狭き門だ。高澤一平先生のはrevisionなしacceptだった。敬意を表する。さて、CRSTは地域臨床教育センター医師支援 (kCRST)を開始した。2010年の創設から12年。卒業生・学内・学生・関連病院、全方面への支援体制が完成した。高澤先生がkCRST第1号になった。
CRSTは友情と学問的興味で成立している。現世の御利益とは無縁だ。が、時にはそれもある。32年前(1990年)に県南総合病院(佐野市民病院)へ派遣され、田沼町へ転居した時期があった。高澤君は、私の長男(松原大輔)の田沼小同級生親友で、愛らしい少年だった。その少年・大輔・私とで論文を書くなんて、、、。32年の時を経て、学問を介して友情を再度育む。CRSTが与えてくれた喜び・現世の御利益である。
(松原茂樹:CRST代表、自治医大名誉教授・客員教授)
高澤一平先生は心臓血管外科の激務をこなしながら、市中病院での貴重な経験を形にした。彼は小学校の同級生でもあり、誇らしく思う。やる気ももらった。私は自治医大卒後9年を、栃木や京都の僻地で勤務した。僻地勤務の間に、その重要性に気付かず、私の目の前を通りすぎてしまった症例も多々あったのかもしれない。一般診療に潜む「不思議なこと」をもっともっと発信できればと思う。CRST一員としても、お手伝いしたい。
(松原大輔:CRSTメンバー、自治医科大学小児科講師)
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