2020-11-04
<特別号>
A型肝炎感染様式の変遷(汚染水系感染から性行為感染へ)
自治医科大学内科学講座 消化器内科学部門 渡邊俊司講師(茨城24期卒業)
自治医科大学内科学講座 消化器内科学部門 渡邊俊司講師(茨城24期卒業)、三浦光一准教授(秋田15期卒業)らは、ウイルスの遺伝子配列をFull-genome解析することで、MSM間のA型肝炎ウイルスの世界的な流行感染の一端を解明しました。今回、その研究成果がHepatology Research誌に掲載され、日本肝臓学会の研究奨励賞に選出されましたので、渡邊氏に研究の意義と経緯を伺いました。
論文タイトル:Full-genome characterization of the RIVM-HAV16-090-like hepatitis A virus strains recovered from Japanese men who have sex with men, with sporadic acute hepatitis A.
論文著者: Watanabe S, Morimoto N, Miura K, Takaoka Y, Nomoto H, Tsukui M, Isoda N, Ohnishi H, Nagashima S, Takahashi M, Okamoto H, and Yamamoto H.
掲載雑誌:Hepatology Research 2019; 49: 521–530
https://doi.org/10.1111/hepr.13313