2020-08-24
<特別号>
腸管虚血再灌流障害に続発する肺障害におけるNLRP3インフラマソームの役割を解明
自治医科大学消化器一般移植外科・伊藤 誉助教、分子病態治療研究センター炎症・免疫研究部・高橋将文教授、呼吸器内科・鈴木拓児教授、消化器一般移植外科・佐田尚宏教授らの研究チームは島津製作所との共同研究により、腸管虚血再灌流に続発する肺障害において、肺血管内皮細胞のNLRP3インフラマソームが病態の本質に関わる重要な役割を果たすことを明らかにしました。その研究結果がThe Journal of Immunology誌に掲載されましたので、伊藤氏に研究の意義と経緯を伺いました。
論文タイトル:NLRP3 Inflammasome Activation in Lung Vascular Endothelial Cells Contributes to Intestinal Ischemia/Reperfusion-Induced Acute Lung Injury
掲載雑誌:The Journal of Immunology
https://www.jimmunol.org/content/early/2020/07/28/jimmunol.2000217