2020-07-31
<Vol.160>
地域医療と症例報告
那賀町立上那賀病院 廣島裕也(徳島38期)
☆推薦文☆
アスペルギルス心内膜炎に対し、手術、および術後の化学療法で救命した症例についての論文です。アスペルギルス心内膜炎はcompromised hostにおいて発症することが多く、患者状態が悪いこともあり、手術治療、化学療法ともに成績は不良で救命できることはまれです。
廣島先生は心臓血管外科をめざして地域で研鑽中ですが、既に“生体腎移植後の右総腸骨動脈瘤破裂の1手術例”が日本心臓血管外科学会雑誌に掲載されており、今回の論文は2本目です。地域での勤務は、一つ一つの症例をよく検討して論文を書くにはよい時期だと思いますので、今後もますますの健闘を祈りたいと思います。
自治医科大学心臓血管外科 川人 宏次
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