2019-12-24
<Vol.153>
布施克也先生(新潟7期)第6回昭和上條医療賞受賞(速報)
『 布施 克也先生は、新潟県魚沼地域の県立病院の院長として、地域包括ケアの実現のため、地域医療を担う専門職種間の連携強化、地域住民の啓発などを目的に、2011年度から「地域医療魚沼学校」を開設され、活動を主導されております。「学生・研修医が学ぶ」「多職種連携教育及び協働実践の場」「住民が学ぶ」を三本柱としたカリキュラムで、2018年までに延べ28000人が「地域医療学校」に学び、その成果の一つとして、2013年以降、医療費が全国の二次医療圏中最低を記録し続けています。このような幅広く継続的な地域保健医療への貢献は、昭和上條医療賞地域保健医療貢献部門の受賞にふさわしいと判断させていただきました。』師走も中頃の12月16日、リニューアルされた昭和大学上條記念館で選考委員長の木内 祐二先生より選考理由が述べられた。そして、公益財団法人昭和大学医学部・医療振興財団の理事長 山本俊憲先生から賞状、メダルと副賞が手渡された。
慶應義塾大学 医学部 ブリヂストン臓器再生医学寄附講座 小林英司(新潟5期)
<特別号>
自治医科大学整形外科学講座(白石康幸病院助教、木村 敦准教授、竹下克司教授)、病態生化学部門(大森司教授)の研究グループは、マウス脊髄損傷の急性期にトラネキサム酸投与により線溶系を抑制することが機能予後改善につながることを明らかにしました。本研究は日常診療で広く使用されているトラネキサム酸が脊髄損傷の初期治療として有用である可能性を示唆するものであり、その研究成果が英文専門誌のScientific Reports(オンライン版)に掲載されました。
論文:Shiraishi Y, Kimura A, Matsuo O, Sakata Y, Takeshita K, Ohmori T.
Short-term inhibition of fibrinolytic system restores locomotor function after spinal cord injury in mice.
Sci Rep. 9:16024, 2019. doi: 10.1038/s41598-019-52621-8.
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