2026-03-11
<Vol.195>
千葉県人会の夏季研修活動の教育効果を論文発表 長谷部 圭亮 (千葉 40期卒業)
本学卒業生(千葉40期)の長谷部圭亮先生は、医学教育センターの松山泰教授(静岡24期)、千葉大学地域医療教育学講座の鋪野紀好特任教授、同予防医学センター河口謙二郎特任助教らとともに、本学医学部の都道府県人会の夏季研修における教育活動について学術論文としてまとめ、その成果が国際学術誌 BMC Medical Education に掲載されました。
都道府県人会とは、同一都道府県出身の卒業生医師から在学生までで構成される組織であり、47都道府県から学生を受け入れる本学ならではのものです。夏季休暇中には学生と卒業生が一堂に会して研修を行い、地域医療の現場に根ざした課題を多角的に検討し、その解決に向けた素養を育む教育の機会となっています。
超高齢社会を迎えた日本では、病院完結型医療から地域包括ケアへの転換が求められています。その中で、地域の健康課題や健康を規定する社会的要因を理解し、地域と協働できる医師の育成は極めて重要です。
今回の研究では、千葉県人会の夏季研修で、地域診断(community diagnosis)を体験型学習として導入することにより、医学生の地域志向性および社会的健康決定要因(Social Determinants of Health:SDH)に対する理解や態度が向上することを示しました。長谷部先生は卒後義務年限中にこのような活動に積極的に取り組み、その成果を学術論文として結実させました。
掲載論文
Hasebe K, Shikino K, Kawaguchi K, Yamauchi K, Araki N, Ozaki N, Aoki S, Mori T, Sogai D, Murayama A, Yamada S, Shioya R, Matsuyama Y, Ito S.
Community diagnosis as a transformative learning approach to enhance medical students' community orientation and understanding social determinant of health: a mixed-methods study.
BMC Medical Education. 2026;26:209.
doi: https://doi.org/10.1186/s12909-026-08574-4
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