2024-07-31
<Vol.187>
離島からの論文作成 古藤 聡一 (鹿児島県 43期卒業)
☆推薦文☆
古藤聡一先生、BMJ Case Reportへの論文掲載、おめでとうございます。最初にCRSTからこの症例報告について相談を受けた際には、最悪の場合はどこにもacceptされないリスクもあるかも?と感じたのですが、古藤先生はそれでもチャレンジしたい!ということで2023年5月にこのプロジェクトが始まりました。なにしろ、離島で頑張るリアル「Drコトー」先生です。やると決めたからにはきっと形にしてくれるだろうという思いで、まずはストーリーの概要を構築し、日本語での論文原案ができあがったのが2023年8月、翌月には英語版をお送りいただき、推敲を重ねたうえでBMJ Case Reportに投稿したのが2023年10月、一度のReviseを経て、2024年5月にプロジェクト開始からちょうど1年でacceptをいただきました。考察をどのように展開するかが難しかったのですが、reviewerに与える印象を意識して飛躍した推察は避けて確実な理論展開に徹し、最終的にまとまりのよい論文になったと思います。この間に古藤先生からいただいたメールが22通、私からお送りしたメールが20通(私が少ないのは既読スルー??)。全国で活躍している先生方とこのように交流することができるのが自治医科大学の魅力です。古藤先生にはこの経験を活かして今後も論文執筆をがんばっていただき、将来は指導者としてCRSTに戻ってきてくれることを期待しています。
自治医科大学内科学講座血液学部門 神田善伸
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