2024-07-03
<特別号>
コレステロール合成経路の阻害が脂質過酸化による細胞死を抑制する仕組みを解明
自治医科大学 分子病態治療研究センター 炎症・免疫研究部 唐澤 直義
自治医科大学 分子病態治療研究センター 炎症・免疫研究部の山田 直也博士研究員(現在、ドイツ留学中)、唐澤 直義講師、高橋 将文教授、内分泌代謝学部門 石橋 俊 前教授らはコレステロール合成経路の最終段階を担う酵素であるDHCR7の阻害がフェロトーシスと呼ばれる細胞死を強力に抑制する作用があることを新たに発見しました。今回、その研究成果がNature Communications誌に掲載されましたので、唐澤講師に研究の意義と経緯を伺いました。
論文名:Inhibition of 7-dehydrocholesterol reductase prevents hepatic ferroptosis
under an active state of sterol synthesis
著者名:Naoya Yamada*#, Tadayoshi Karasawa*#, Junya Ito, Daisuke Yamamuro, Kazushi Morimoto, Toshitaka Nakamura, Takanori Komada, Chintogtokh Baatarjav, Yuma Saimoto, Yuka Jinnouchi, Kazuhisa Watanabe, Kouichi Miura, Naoya Yahagi, Kiyotaka Nakagawa, Takayoshi Matsumura, Ken-ichi Yamada, Shun Ishibashi, Naohiro Sata, Marcus Conrad, Masafumi Takahashi#
(*共同筆頭著者, #共同責任著者)
掲載誌:Nature Communications
DOI:10.1038/s41467-024-46386-6
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