2021-05-27
<特別号>
凍る水和水と凍らない水和水:中性子散乱を用いて明らかとなったタンパク質のダイナミクスに与える影響
自治医科大学生物物理学部門 山本 直樹 先生
自治医科大学生物物理学部門 山本直樹助教、柴山修哉教授らは、凍る水和水と凍らない水和水がタンパク質の動きにどう関与するかについて中性子線を用い調べ、凍らない水和水はタンパク質の動きを活性化するために重要であるが、凍る水和水はタンパク質の動きとは関係ないということを明らかにしました。今回、その研究成果がThe Journal of Physical Chemistry
Letters誌に掲載されましたので、山本氏に研究の意義と経緯を伺いました。
論文タイトル:Freezable and
Unfreezable Hydration Water: Distinct Contributions to Protein Dynamics
Revealed by Neutron Scattering
論文著者:Naoki Yamamoto, Maiko Kofu, Kenji
Nakajima, Hiroshi Nakagawa, Naoya Shibayama
掲載誌名:The Journal of Physical Chemistry Letters
2021; 11, 2172-2176
https://pubs.acs.org/doi/10.1021/acs.jpclett.0c03786