2020-11-26
<Vol.165>
論文初心者がトップジャーナルにアクセプトされるための3つのSTEP
国立病院機構熊本医療センター総合診療科 國友耕太郎(熊本34期卒業)
☆推薦文☆
國友耕太郎先生のがBMJへ通った。Image sectionへの短報だが、内容は地域医療の面目躍如。素晴らしい成果だ。心から祝福したい。2019年7月に投稿し、revisionを6回要求され、2020年8月末にやっとacceptされた。國友先生の動きは早かった。熊本大水害の診療を終えた当日夜中にrevision操作をしていることが時系列から分かった。
白状すると、acceptされるまで、私も少し苦しかった。受かりそうで、受からない状態が1年以上続き、これで落ちたら、國友先生に済まない。CRSTとして責務を果たせ、少しほっとしている。
國友先生にお目にかかったことはない、お顔を存じ上げない。が、この論文作成を通じて得た友情は永く続くと思う。共に悩み、考え、考え抜いた経験は強い連帯感を生み、記憶は残る。年齢無関係に医学・学問だけで繋がることができた。CRST冥利だ。國友耕太郎先生の益々の発展を祈っている。
CRST代表 松原茂樹
<特別号>
ジェンダー分析的視座から見るHPVワクチンのもう一つの問題
HPVワクチンの定期接種の対象は「少女たち」だけでよいのか?
自治医科大学総合教育部門倫理学研究室 渡部麻衣子
自治医科大学総合教育部門倫理学研究室の渡部麻衣子講師は、HPV(ヒトパピローマウィルス)ワクチンの定期接種についてジェンダー分析的視座から考察し、当該ワクチン接種の女性化を示唆する論考を発表しました。この論文は『現代思想』の特集「ワクチンを考える」に掲載されました。
論文:渡部麻衣子(2020)ジェンダー分析的視座から見るHPVワクチンのもう一つの問題――HPVワクチンの定期接種の対象は「少女たち」だけでよいのか? 現代思想
[http://www.seidosha.co.jp/book/index.php?id=3494]
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